【グローバルでは】日本と海外の聴き方の差

「質問をしないのは失礼。」

講義や説明の最後に「何か質問のある方いますか?-いらっしゃいませんね。では・・・」と、まるで質問を受け付ける気持ちはない間で、流れていくフレーズがありますよね。研修を作る側としては、質問を考える余裕を相手に与えるぐらいしてほしいなぁと思っています。

しかし一方で聴手にも質問をすることを意識してほしいとも感じています。

私がお手伝いしている高校生・大学生の海外派遣研修では、 最初に行う講義形式いわゆる座学研修のタイミングで この3~4年「質問する」ということの意味について 伝えています。

ちなみに、これを伝える前までは姿勢正しく聞いているのに反応が薄く、「質問や意見は?」と投げかけた後、質問か意見が出ない場合には、出るまで 待つという方法で、この人は質問か意見を言わないと終わらせないんだ(流さない)・・・という姿勢を示すことで、 グループから意見を引き出していました。

 

質問をしないのは失礼。 まずは質問するつもりで聴く。

ドイツとの交換留学で相手校の日本人先生からこんな話をきいてね。 というところから

「日本の生徒は話をしてくれている人に質問をするのは相手の話が不完全というメッセージを伝えることになるから避けるべきことと考えているのかもしれない。

しかし、質問をすることは、 日本を含む一部のアジア諸国以外では、 相手の話や話し手への興味を示すことを意味する。

つまり、日本の生徒のように質問をしないことは相手の話に興味がないという意味で相手に伝わるよ。

それに質問がないと 話し手は自分の話が良かったのか悪かったのか、相手が理解できたのか理解できなかったのかも分からないよね。」

日本だと静かに講義は聴くものだという意識があるかもしれないけど、 グローバル人材を育成する海外派遣のための講義なのだから、質問するつもりで話を聞いてね。

質問をするのは誰のためか

海外派遣・国際交流プログラムでは、現地で学生同士が説明をし合う場面が多々あるので、こんな説明をしていますが、”講師のため”に質問をすることをしてほしいのではないです。

では誰のためなのでしょうか?

1つ目は、もちろん質問をする自分自身のためでしょう。質問をすることを通じて、話者の話を咀嚼して考え、より深いレベルで理解することができます。

 

2つ目は、一緒に学んでいる人のため、むしろこちらの意識の方が重要だとも思います。

あなたがした質問は、あなただけが理解できていないことなのではなく、他にも分からなかった人がいるはずです。もしかしたら、話者が話したつもりになっているだけで、語られていなかったのかもしれないです。

私はチームビルディングや組織づくりの視点から、2つ目の 一緒に学んでいる・一緒に行く人のため という話を全面に出します。

講義という場面だけでなくて、集団で派遣に行った時に集合時間や重要な情報が分からないのを、わからないままにしておくと・・・ 結果みんなが遅刻したり、最悪出国できなくなってしまうかも。

 

ファーストペンギン・セカンドペンギン:何番目に質問をするのか。

無言の質問を待つ時間。日本人ならではかもしれませんが、一種の無言の同調圧力で、お互いを探り合っているような場面では、ファーストペンギンの話をしたり、セカンドペンギンの話をします。

個人の資質より場の雰囲気や人間関係で、質問が出ないことも多いので、現状を変えるためには行動することを称賛する雰囲気作りをしています。

 

まとめ

「聞いて~」とどんなに言葉で言っても、自分ごとになっていなければ、話は聞かないし、聞いているフリで終わってしまいます。話を聴いた方が良いな。もっといえば、話を聴きたいな。と思われるように説明を少し加えるだけで、聴き方が変わってきます。

「ただ聴くだけでなく、質問ができるように聴く」主体性のレベルアップ。

 

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