今年のドイツ交換交流はオンラインで1週間の交流と英語でプレゼンをする研修を1週間の二本立て。しかし、ドイツを肌で知ることができず・・・。オンラインツアーに参加してみました!
依頼の経緯
私が今、お手伝いしている財団法人では、高校生・大学生を対象に、20年以上ドイツ・ベルリンのギムナジウムと3週間のエクスチェンジプログラムを実施してきました。3か月間の日本での研修、3週間の現地滞在・交流、翌年の日本での受入準備と3週間の受入と1年半に及ぶ研修で、グローバルで活躍できる人材を育成することが目的にしています。
しかし、昨年からの新型コロナウイルスの影響で、今年は実際に国境を越えての交流が出来なくなり、1週間オンラインで、現地の高校生が用意をした発表を聞きディスカッションをし、ドイツを知り、青少年交流をしました。
例年であれば、3週間のドイツでの生活を通じて街並み・生活・食事など多岐にわたる「違い」を肌で感じることができるのですが、今年は交流相手の「ドイツ生徒から聞くドイツ」しか受け取ることができないことに、オンラインでの交流をすることで気づき、より幅広いドイツを見せることをしたいと思い、旅行会社のホームページを片っ端から検索し、見つからず、ダメもとで見たaini(TABICA)から、ペコさんのバーチャルツアーにたどり着きました。
なぜペコさんのバーチャルツアー?
そもそもバーチャルツアーという案は、ドイツ研修を企画する段階から念頭にはありました。
そのためバーチャルツアーを実施する国内の各旅行社に問い合わせましたが、しかし、ドイツだけを取り上げたツアーがなく、早々に案から外していました。
バーチャルツアーは、「スマートフォンをもってZoomを繋げて移動すればいいだけ」と考えれば、相手の学校の生徒に依頼することもできたかもしれません。しかし、「短時間でより効果的に伝える」ことを期待すると、ある程度オンラインツールに強く、実施経験があり、日本とドイツの違いを深く理解し、ガイドができる人にお願いしたいと考えていました。
そんな時に、たまたまネット検索をしている際に、ドイツのバーチャルツアーをしている方がいることを知り、ブログを拝見すると(Webライターをしている方だけあって)ドイツと日本の違いからオンラインツアーのいろはまで掲載されており、文章の雰囲気からも通り一辺倒なツアーをして終わりとはしない方だということが伝わってきました。TABICA(aini)という個人向け体験企画を提供するサイトで、実際のオンラインツアーも開催している経験もある人でした。

まさに、「この人にお願いしたい!」とすぐさまメールを送りました。
メールでは、「まずは打合せをしたい」と返信がありました。
・ウェブ・ツアーで求めている雰囲気
・ペコさんに求めていること
・Webを使ったツアーの形式
・ツアーを満足いただくために、確認やすり合わせ
※実際にはツアーではなく 「交流会」と書いてありました。単にガイドをするだけでなく、「交流会」と書いてあった点も、私が求めていた、一緒に楽しんでくれる方 にぴったり! それに、私たちがやりたいことに合わせてくれる姿勢が伝わってきました。
リラックスして参加してほしい。

研修っぽさを減らすため、ドイツのお菓子:ハリボーやバームクーヘンを用意して、少しでもリラックスして参加できるようにしました。
当日は左のような感じで、一台の画面をみんなで鑑賞するスタイルにしました。
ペコさんから事前に送ってもらった、カッセルの地図もプリントして配布しました。
実際にお願いしてみて
ペコさんから「私が住んでいる地区の周辺のツアーですよ。」と言われていました。

私たちからは「高校生だとインスタ映えスポットで、お洒落なカフェぐらいみたいです」とリクエスト。
「残念ながら、ドイツでは店内でツアーをすると怒られちゃうんですよ~」と打合せをしていたので、ずーっと住宅街かな?と思っていました。それでも住宅地の中で解説をしてもらえれば、それだけで十分楽しいなぁと思っていました。
スタートは、ザ住宅街で家が立ち並ぶエリア、ベルリンとは少し違いますが、日本とは違いますよ。1~2分話をしながら歩いていると、ゴミ箱があり、それを映しながら生活の違いで分別の多いことを話をしてくれたり、またしばらく歩くと、一軒の家の前に、冷蔵庫があり、今度は中身当てのクイズが出題されました。実話ね・・・と、フードバンク制度(賞味期限切れの食べ物を置いておくと、欲しい人が持ち帰る。)の解説が始まりました。
民間が実施する貧困対策か…と思って聞いていると、食べ物を無駄にするのはもったいないので、誰でも入れて、誰でも持ち帰る という。私自身初めて見る光景でした。確かにドイツらしい発想です。


歩いている途中で、路面電車トラムは脇をすり抜けていくし、鉄橋の上からは、ドイツ鉄道の停車している中距離列車 と 追い抜いていく特急に当たる長距離列車は見られました。
「店内には入れないけど」と仰っていた店の前につくと、用意してくださったスライドを使って、店内の様子を見せてくれ、 種類豊富なトマトや日本とは違う大きさのキュウリに驚かされ、お願いをしたカフェも オープンスペースのある店の前で、過去の撮影した写真で飲み物・食べ物を紹介してくれ、もちろんメニューには料金も記載されているので、日本との物価差や為替レートの話もできました。
何を・どのように・どの順番で・どのルートで伝えるのかが整理されていたので、一時間少々だったにもかかわらず、本当に充実した内容でした。(さすがウェブライター!)
何を・どのように・どの順番で・どのルートで伝えるのかが整理されていたので、一時間少々だったにもかかわらず、本当に充実した内容でした。(さすがウェブライター!)


街の中にある幼稚園。もちろん外観しか見られませんが、それでも日本とは違う!


カッセルに残る冷戦のあと。歴史的な解説もありました。


より楽しめるようにと地図も用意してくださいました。
最後には、もう1時間なのと思うぐらいアレもコレも盛りだくさん。住んでいる家の周りなんて嘘。嘘。超絶おすすめな1時間でした。
あさひなペコさんのブログはこちら・・


コメント
コメント一覧 (2件)
ペコです!
その節は本当にありがとうございましたヾ(*´∀`*)ノ
そして、こんなに素敵にブログ記事でご紹介くださって、嬉しいです(´;ω;`)❤
有難うございます!!
私も皆さまと交流しながら、街を歩くのがとても楽しかったです♪
またいつか、みなさまとお会いできることを楽しみにしています(*^-^*)
これからのご活躍を応援しております!!
ペコ様
ご連絡をする前に、気づかれてしまいました。
あれこれと感けているうちに、こんなに時が経ってしまいました。その節はお世話になりました。
その後、ぺこさんのツアーを体験した高校生たちが自分たちで東京紹介をドイツの交換相手にする事を企画しています。
都内は広いので、生配信ではなく、写真や動画にまとめているようです。
次は、冬のカッセルや生活スタイルなど別の切り口でお願いしたいと思っています!
改めて、ご連絡させていただきます。