先日、ある人との雑談のときに、こんなことを聞かれました。

Posoは人に自分の一部を預けられる?
話の流れとしては、「『いろんな人に支えられているのは分かっているけど、結局、人間は一人なんだ』って思ってしまう。でもそれじゃだめなんだよね~」みたいな話をしていている中でなのですが。。。

私は正直、人に見を預けるのは苦手です。
一番最初にそれを感じたのは、4~5年前トラストフォールというアクティビティを体験したときです。
トラストフォールとは
トラストフォールとは、人の胸~肩ぐらいの高さの台に立ち、後ろ向きに倒れ、それを下で10人ぐらいの仲間が手で支えるという課題です。
こんな状態で立っていて・・・

こんな感じで倒れます。

このような経験をしました。
最初、台の上に上がるまでは怖いとも思わず、うきうきして台に乗ったのですが、後ろ向きになり、
poso「倒れていいですか?」
メンバー「いいですよ~」
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poso「倒れていいですか?」
メンバー「いいですよ~」・
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5分ぐらい倒れることが出来ずに・・・
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poso「倒れていいですか?」
メンバー「いいよ、早く倒れろよ~(怒)」
メンバー「大丈夫だよ~支えるから、安心して」
メンバー「どうしたら安心できる?」
信頼しているんですよ。(しているつもりなんですよ。)
決して意地悪をして手を引っ込めるなんてことはないと思います。
でも、万が一、何かトラブルがあって地面に落ちてしまったら・・・。私の体重を支えられずに、落ちてしまったら・・・・。
そんな感覚に陥っていました。
以前、プログラムで起こった出来事(エクスペディション・プログラムにて) でパンパ-フラグから飛び降りられなかった人のことを書きましたが、私自身もあれから飛び降りることが出来ませんでした。私の場合は、怖さを打ち消すだけの信頼を仕切れなかったからだと思います。

何を預けるのか?
物理的身体の一部にかぎらず、仕事における責任の一部や、うわべではなく本当の自分をさらけ出す、感情をぶつける・・・いろんな事が考えました。
自分の一部を預けた結果、期待をして裏切られたときにうけるダメージが大きいのを知っているから、身をゆだねるということに恐怖を感じているのだと思います。身体的なダメージよりも心に受けるダメージが大きいから身構えてしまう。
チームビルディング・プログラムでは、チーム内の/個人の信頼とか挑戦とかを扱うことがよくあります。
自分たちが提供しているプログラムだからこそ、このままじゃいけないかも・・・とは分かっているのですが、一朝一夕には変わらない。日々日頃から向き合っています。
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