posoです。
班付きカウンセラーとして子どもキャンプに関わると、子どもたちと一緒に食事を共にします。
私は食事場面は、「ただ食べればいいや」という食べ方は好きではありません。
「食育」なんて気取った言葉ではなく、 食べものを残したり、周りの人がイヤな食べ方はしない。
表面的には好き嫌いは良くないと言うけれど、最終的には嫌いなものは食べなくていいという方向に流れている学校給食や家庭での食事、食べ物を捨てることに無頓着になっている昨今の食事。
キャンプという非日常の食事だからこそできるきっかけであって欲しい。そう願っています。
なぜ嫌いなものを食べるのか?
成長に必要な栄養を取って欲しい。というのもありますが、私は子どもに聞かれたときには、「大人になったときに「おいしいもの」と「美味しくないもの」を区別できる舌を育てて欲しいから」と答えています。
「なすが嫌い」といっても 同じ「なす」であっても スーパーで売っている「なす」とこの街で取れた「なす」は別だし、嫌いだから「食べない!」は美味しい「なす」を見つけられなくなってしまう。
「一口だけでも食べてみて」の一言だけでチャレンジしてみるのは、一人ではなく、グループでいるから食べられる(食べざる得ない)環境に置かれている「キャンプマジック」の一つです。
また、子どもたちと一緒に食事をしていると 「食」を通じてその裏にある子どもの家庭が見えてきます。
箸の使い方・お茶碗の持ち方・手の置き方・・・・言われていないのかなぁ?という子もいたり(食事中に寝転んでみたり、歩き回ったり)、相当マナーを意識させられているなぁという子がいたりします。
キャンプだからできる「おうちの人に箸がちゃんと使えるようになったところを見せてあげようよ!」なんてマナーを意識させるチャレンジをしてみることもあります。 もちろん楽しい雰囲気の中で。
でも、自分がマナーに詳しいわけでもないので、悩むところ。今日本屋を巡っていて、これいいなぁと思える本に出会いました。
食事のマナーを教えてくれる絵本です。子どもがみても楽しいし、大人がみても反省することがたくさんのっている可愛い絵本です。
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