公開講座の動画で「生」配信 #配信機材の選び方 @コンサートホール

緊急事態宣言が出て間もない頃、動画配信についての新たな企画が持ち上がりました。

それから準備を重ねていた 会館ホールからのオンライン配信の1回目が終わりました。

緊急事態宣言以降、上期の講座中止&下期からの会場定員50人とオンライン配信併用案の決定、機器選定、トライアル、配信方法決定、配信本番 と最後の1か月は駆け足でした。

自身のメモと同時に、同じように悩んでいる全国の会場担当者のTipsになればと考え、改善点はありつつ、第1回目の現状を記します。

配信機材を選ぶ。

機器選定のポイントです。

  1. 生配信で会場と同じ臨場感をだす。=ただ見ているだけ得ない。
  2. 一定数までは会場に来場する。  =来場者も満足、視聴者も満足。
  3. 会館利用者に貸出し利用できる。 =本格でも簡便。

カメラを1台で、ビデオキャプチャーボードで パソコンに映像と音声を取り込んで、そのまま配信するのが一番お手軽です。それよりは本格的にしました。

全体像はこんな感じ・・・

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映像系

スイッチャー

Roland VR-4HD と Blackmagic Design ATEM Mini /同ATEM Min pro  の4機種を比較しました。

動画配信は、聞き取りにくい音声では内容の理解ができません。(すべて字幕を付けられればいいのでしょうが、生配信では困難。)ビデオカメラ付属のマイクではなく、そのため、ワイヤーレスマイクの音とPCからの音を会場備え付けのPA卓からLine入力をし、会場の拍手音などをコンデンサーマイクで集めます。

そのためにRCA入力とXLR入力のあるRoLand2機種を候補にしました。金額が許せばVR-4HDがベターですが、費用を見比べRoland VR-1HD をメインに据えることにしました。

機種名メリットデメリット
Roland
VR-4HD
音声(XLR 4系統、RCA 1系統等)入力方法が多様)
映像(4系統のHDMI入力)
モニターがついている
Audio outの種類が多様
値段が高い
(32万円 )
4Kには未対応
Roland
VR-1HD
音声(XLR 2系統、RCA 1系統)でコンデンサーマイクが使える。
VR-4HDよりは安い。(15万円)
4K未対応
HDMI入力が3系統
Blackmagic Design
ATEM Mini
価格が安い。(8万円)
映像(4系統のHDMI入力)
コンパクト
音声流力は脆弱(ミニピン1系統)
同ATEM Min pro音声流力は脆弱(ミニピン1系統)
値段がVR-1HDと同等で、コンデンサーマイク入力はない。

ビデオカメラ

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sony
ズームしてもブレない、「空間光学手ブレ補正」 撮影した映像をカメラが自動でBGM付のショートムービーに仕上げてくれる「新・ハイライトムービーメーカー」 ソニーならではの4K高画質技術 撮影した4K動画から決定的瞬間を、829万画素の高精細な静止画で切り出せる 色:ブラック
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SONY
携帯時は480mmと小型で持ち運びやすいリモコン三脚 こだわりの撮影に応える、クイックシュー、水準器、3ウェイオイルフリュードを装備 静止画撮影時に便利なシャッターロック付き静止画ボタン搭載 手ぶれを防止、撮影の自由度が広がる取り外し式リモコン [伸張時]1,465mm [携帯時]480mm [質量]1.3kg [付属品]キャリングケース、接続ケーブル1種(マルチ端子用)

ビデオカメラ購入の絶対的条件は HDMIパススルー機能があること。つまり撮影画面をHDMIで出力した際に、カメラモニターに表示される操作画面がでないことが条件です。

動画配信はビデオカメラ本来の機能ではないので、公式HPの説明書や個人のブログなど参考しました。

パナソニックのHC-VX992Mが候補にありました。SONY FDR-AX45 を、その道の人がより多く使っている&専用リモコン付き三脚があるという理由で選びました。

トライアルで動画配信のプロが見学に来たときに、羨ましそうに見ていたので、選択としては間違ってなかったと思います。

・USB接続できる専用リモコンがあり、本体に触らずにズーム・リズームが可能。(→手ブレを減らす意外に重要)

・無線LAN接続でスマホと接続し遠隔操作ができる。

・映像はきれい。さすが4K。(でもYouTubeは4K対応してない涙)

専用リモコン付き三脚の三脚部分が今ひとつ。リモコンだけ購入すればよかった。

HDMI接続口、リモコン接続口 のそれぞれの蓋が割れやすい。

モニター

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TCL
HDR搭載により明暗がクリアにて、広色域な画面で究極な映像美を実現
ラウンドデザインの サウンドバーは、音に大きな力を発揮 HDMI2.0をサポートし、 4K HDRコンテンツ再生が愉しめます
3波対応、裏録画、即時録画、予約録画、USB3.0高速転送対応
外形寸法(※5) 幅1476×高さ938×奥行328mm (スタンド除く:1476×861×94mm)
本体重量:27.1kg (スタンド除く24.5kg)
*本商品にはアンテナケーブルケーブルが付属されておりません。
壁掛け寸法: 縦200×横400mm(VESA規格) 壁掛け金具類は別途購入(市販品)

65インチ液晶テレビは、PC資料を来場者に提示するために利用。通常150人定員の会場で65インチは多少小さめ。5年前購入のプロジェクターよりは細かい文字も見やすいです。 75インチ~85インチサイズでもよかったかも。

手元用 モニターは 映れば何でもいい。安かったので、Thinlerain モバイルモニター, 11.6インチ(4台) にしました。(設定用③には適切なザイズ。カメラ映像確認用の①・②には、もっと小型5~7インチで十分だった。。。)

ケーブル類

HDMI 分配器 4K 60Hz HDR対応 同時出力 HDCP2.2 18Gbps HDMI スプリッター 2出力
・・・4台(カメラ映像のモニター用2台、講師手元資料確認用1台、会場モニター用1台 )

Micro HDMI to HDMI変換ケーブル
・・・2本 HDMIケーブルをカメラに接続する際に利用

Shuliancable 光ファイバーhdmi ケーブル
・・・30m 2 本 カメラ用  / 50m 1本 会場提示PC用  

ハイスピードHDMIケーブル
・・・1.8m 最低8本

(長さは会場の広さによって変わります。)

マウス Bluetooth (iOS対応)
・・・PCと演台に距離があるので、資料の画面送りをするために用意しました。

失敗しました。

カメラ→スイッチャーへの配線

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HDMIケーブルは10mを超えると減衰し、映像ノイズが走ると聞き、当初は、カメラ映像をHDMI⇔SDI変換で同軸ケーブルで延長をしました。 

ケーブルが固くて扱いにくく、変換器にも電源が必要で、実用性がなく、探したところ 光タイプのHDMIは50m届くことが分かり、予定を変更。HDMI光は軽く、変換不要で、映像遅延もなく、断然便利でした。

手元用モニター

何でもいいけど・・・とお試しで、Prechen 15.6インチ4k解像度 をAmazonで購入しました。26,000円なり。 はじめは操作用1台の予定だったので、少し値が張っても4K解像度を購入しましたが、VR-1HDからの配信は4Kではできないので、4Kモニターである必要はありません。

追加で3台+パソコン類を置くことになり、安くて、サイズの小さいモニターに変更。

Prechenは、HDMI入力口が独特で専用のケーブルが必要で、別メーカを選択しました。

音声系

コンデンサーマイク&スタンド

POSO
POSO

マイクは、種類が多く一番悩みました。

コンデンサーマイクのうち指向性と感度と金額で選びました。

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FOSTEX
サイズ : φ20 x 150mm(1本) 重量 : 約0.13kg×2 付属品 : ショックマウント・アダプター×2(3/8のネジに対応)、ステレオ・マウント・ブラケット×1(3/8及び5/8のネジに対応)、ウィンド・スクリーン×2、キャリング・ケース×1 型式 : バックエレクトレット・コンデンサー
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K&M
発売から30年以上、全世界で200万本以上のセールスを誇るマイク・ブームスタンドの超ド定番。 しっかりとした造りで強度も高く、安定性も抜群です。 重量:3.1kg 高さ:90cm×160.5cm

マイクは2本&スタンドへの接続部品がセット。スタンドは1本単位での購入。

2本を距離をおいて設置することで広がりのあるステレオ音を集音でき、1本ずつピアノやギターなど楽器のそばで集音することもできる優れものです。

生演奏の配信には、AKG Pro Audio C214 Stereo Set を用意しました。湿度に弱いマイクは管理が手間なので、貸出用普段遣いはMC10STと使い分けています。

ワイヤーレスマウス

会場にある既存のシステムを利用しました。 RCA/ピンプラグ×2(赤.白) – 6.3mm ステレオ標準プラグ など PCA(赤白)ケーブルでVR-1HDに取り込みました。

ケーブル類

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG20200507180152-300x225.jpg
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タイプ:マイクケーブル プラグ形状:XLR(オス)-XLR(メス) 長さ:30m カラー:黒

距離に合わせ長さを調整します。大は小を兼ねるです。

2階のスポットライト位置にMC10STをを置いて、1階のVR-1HDに繋ぎます。余裕を見て20m~30mを購入しました。

失敗しました。

2本のXLRケーブルをYケーブルで結合しVR-1HDに設置

VR-1HDにコンデンサーマイクを2セットつなげたら便利!と思い即実行。

コンデンサーマイクから伸びる2本のXLRケーブルを左のYケーブルで結合してVR-1HDにつなぎました。

でも、コンデンサーマイクは電気を送って機能するようになっているので、結合するとノイズが載ったり、最悪は異常電気で故障したり、するようです(苦笑)

パソコン関係

配信用パソコン:Macbook Pro13インチ

配信の根幹で最重要部分。他をケチっても、ここはケチるべからず。

すべてをフルカスタマイズしたいですが、動画配信だけを考えれば、① CPU ②メモリー ③容量の順。 

私が用意したのは、
①CPU      → Intel Core i7プロセッサ 
②メモリー    → 16GB
③ストレージ容量 → 512GB

ケーブル類

 USBケーブル USB3.0 (USB A オス to USB B オス)
→青い口のUSB3.0 四角いタイプB でVR-1HDと配信用PCと接続

USB Type C ハブ USB3.0ポート
MacBook Proの差込口はUSB Type Cだけです。(LANケーブル・コネクタも USBタイプA、HDMIも差込口はありません。)忘れがちだけど大切な一品。

まとめ

映像系は複雑そうに見えても、実は1つ2つ何かがなくても配信はできます。(だめな場合は、配信前に気づけます。)

しかし、音響系は、目に見えない分、イヤフォン・ヘッドフォンを使って、意識的に確認をしないと、いざ配信しても無音の口パクで配信していたなんということも。

やり方は一つではありません。生配信はいくつものバックアップがあって、トラブル事、一つがだめでも、別の方法を試す余裕が一番大事です。

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