台湾にいけなくなり日本での交流活動の機会として湯河原アンバサダープロジェクトを企画しました。湯河原町・観光協会さんとの打合せで、「ともにプロジェクトに臨むこと自体が湯河原町のP Rにつながるのでぜひ協力したい!」との心強いコメントと活動をもらえたのが前回までのお話です。
海外に行けなくても台湾国際交流 ~湯河原アンバサダーProject~ ②
グループに分ける
リーダー・推進メンバーとの打合せで、私から15人が一つのグループで活動すると何もしなくてもいい人だらけになってしまうので、3つのグループに分かれて活動することを提案しました。
別々の大学に通い別々のアルバイトをする大学生なので、スケジュール調整をするだけでも一苦労です。
・日程調整を容易にして機動力を高める
・興味が異なっても合意形成がしやすい。
・オフタスクの人をつくらないことで活動がだらけることを防ぐ
・他人の興味から影響を受け学べる。
グループ分けの方法
はじめましての人が参加する場面では、「誰でもいいからグループを」というと常連の知り合い同士が固まって、一人で参加している人が居づらかったり、新たな出会いが丸でないなんてこともありますよね。グループ分けは、プログラム運営の意図に合わせることで、プロセスの方向づけをしやすい場面です。
リーダーにはこんな視点を伝えて、グループ分けをしました。
・知らない人とグループ。メリット:新しい発見がある。
・知っている人同士 メリット: 連絡取りやすい
・スケジュールが合う人同士
・事前に提出してもらった資料をもとに興味の共通項を探して、運営者側で勝手に、3つに グループ分け?
・成果物ごと (動画でまとめる、写真ツアー作り、観光地図を作る)

※成果物でグループ分けをする発想があるということは、このときまで成果物は決まっていなかったんですね。ここにテキストを入力
学生同士の打ち合わせの結果、 発信班、体験班、サイクリング班の3班で活動することになりました。「班」は我らが小山台高校の部活動でも用いられている単位?になぞらえています。
サイクリング班
大学生らしく?体使う系、脳筋系ツアーをしよう!と発想したのがサイクリング班。
台湾では島一周のサイクリングツアーが人気だったり、町中でもレンタル自転車「Y-bike 」が盛ん、団員が応募書類に添付した台湾渡航時にしたい1Dayツアーの企画にサイクリングツアーを書いた人がいたこともありテーマとなりました。
バーチャルツアーでは難しいので「⚠︎当日現地に行ける人」の注意書きがついていました。
体験班
水産学部に所属し特に魚に興味のある学生がいたことと、相模湾に面し福浦漁港を有する水産業の盛んな町だから普段できない体験ができるのではないかとの思惑から始まったユニークな体験を目指したのが体験班。
かまぼこ作りや水産加工見学から、陶芸、源泉見る、温泉入る系などその町ならではの体験こそが旅の魅力ですね。
発信班
団員15名中13名が女性という特徴を活かし、大学生若者×台湾の若者で、今話題の流行を追っかける・インスタ映えツアーをテーマにしました。
女性だと岩盤浴、男性はサウナがアツい、湯河原だと外せない不動の滝、大学生女子おすすめのおしゃカフェ、パン屋さん、お菓子などなどを盛り込み、インスタを用いて台湾に届くような発信をする予定です。
ここに行きつくまでに
テーマ決めはリーダーと推進グループに任せ、グリップを弱め手放していきます。年末に方向性が決まり、1月2日、3日からオンラインで打合せをしました。(恐るべきZoom環境)
湯河原をめぐるツアーのテーマになりそうなこと
- ・グルメ (みかん、相模湾の魚介、かまぼこ)
- ・自然体験 (清流、不動の滝)
- ・インスタ映え (カフェ、豆腐のお店)
- ・ご当地キャラ
大学生からすると、観光協会の方が自慢げに話していたゆるキャラ ゆたぽん より アニメキャラの 温泉むすめ 湯河原伊露羽 がいいらしいです。
成果物
*湯河原はリピーター率が高いので、有名どころ以外を紹介できるといいかも。場所に行ってもらい、未知の湯河原を発信する手法として、スタンプラリーやフォトツアー、おすすめスポットを描いた観光マップづくりなども考えました。
しかし、最後まで、意見交換→調査報告のプレゼン・・・という流れで、置き去りにされました。
タイムライン・スケジュールを決める。
2020年の年末には朧気ながら全体像がみえてきたことで、行動のタイムラインを示すことができました。
・3/13-15を本番
・研修予定日の2/21 をプラン完成版の発表 から逆算しました。
大きなタイムスケジュールは、学生任せにせず、私がハンドリングすることにしました。
といっても、全体の集まりがある 第3回目の研修と第4回目の研修でやることと、その間に何をするかを示すことだけ。その行間を埋めるのは学生に任せました。
- 台湾人の興味や視点で台湾の専門家のファイブリッジ社長から
- 交流相手だったはずの台湾の大学生から
- 湯河原の観光協会の方から
- その他 地方交通の専門家や研修の専門家の部会員から自分たちでアポを取って、打合せをさせてもらうことにしました。
在日台湾人学生とツアー実施。
台湾人視点・日本人視点でのフィードバックをまとめ、チラシなど成果物の完成湯河原町の方への発表会と意見交換
次回の予告
台湾派遣のグループ行動を湯河原でやる程度のつもりで、1月から2月はおまけとは言わないが、3月のツアー本番までの助走期間。本番を楽しむため+αのスケジュールを立てたつもりだったのですが、やればやったで、本気になるのは、我が高校の気質なのでしょうか。
なんと団員たちが下見に行きたいと・・・・
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